ワピー(地域通貨)・オークションゲーム  体験レポート
日時 2001.11.11.Sun 13:30〜16:30    主催 山口地域通貨研究会
会場 山口大学大学会館2階
名前は知っているけどよくわからない「地域通貨」。そのオークションゲームに参加してきました。
ワピーは、2000年に作られた、山口の地域通貨の名前です。YAMAGUCHIの「ワイ」と、インドの通貨「ルピー」をつなげて出来たそうです。地域通貨は、エコマネーとか、交換リングとも呼ばれています。世界中の200以上の地域、日本でも30カ所の地域で試みられているようです。

今回のゲームは、地域通貨の理解度や可能性を探る試みとして企画されたものでした。

はじめに、山口地域通貨研究会の代表である松井教授が「赤字もおおいに結構!使わないと意味がない。どんどん使ってみましょう。」という内容の挨拶をされました。

<地域通貨の共通した特徴>

1.地域の中でのみ通用する
2.お金にまつわる様々な負の側面を回避しようとする
3.善意と信頼に基づいて流通する
4.得意・不得意の交換、助け合いで地域の人々の交流を助ける
5.円との交換は出来ない
6.貯めても利息はつかず、場合によっては減価、消滅することもある


人気だったのは、やたい村3000円分お食事券。
大学生や一般参加者も加わってのオークションがスタート! 松井教授の言葉を聞いて、欲しいサービスや商品については、みなさん思い切って挙手し、値を上げておられました。

参加者は全員、1000ワピー付きの通帳をもらいましたが、「英会話:7020ワピー」など、オークションで落札するには大変なワピーを払わなければなりません。
いくら地域通貨と言えど、小心者の私はいきなり借金を抱えることが出来ず、オークションの後の個人交渉で頑張ることにしました。

途中、山口大学の学生さんの、三味線と琴の演奏があったり、「天雅会」のみなさんの雅楽の演奏があったりしました。
ほぐれた雰囲気の中、『山の会』の会長をしておられる男性と、アクセサリーリサイクルをされている女性とお話しすることが出来、取材をさせてもらえることが決定!

今回のゲームは、実施期間が今年の大晦日までなので、登録者リストを見ながら、いろんな人と交流していき、
ワピーを流通させてみたいと思いました。


天雅会のみなさん。10曲以上も演奏して下さいました。
私の登録した内容は、以下の通りです。
「売ります」部門
1.あなたの活動をHPにて紹介します(1000ワピー)
2.イベント情報や山口市内のランチ情報など、メールマガジンお届けします(3通300ワピー)
「買います」部門
1.教えて下さい、山口にあったらいいなと思うサービス・場所・情報

地域通貨のやりとりがなくても、興味のある方はご連絡下さい(メール・掲示板にて)。
ワピー。新しい“きっかけ”だと思いました。(コマツ)