手のかかる女


稲垣 房子
(いながきふさこ)さん

自称:好きな仕事しか出来ないデザイナー
   (ユニバーサルが好き!)
住所:http://www.joho-yamaguchi.or.jp/fi/


「稲ちゃんみたいになりたい。」と私が言うと、周囲の人も、本人も、「やめた方がいいって。」と言う。
不思議な人です。


平日の午後、おいしい紅茶を飲みながら、のんびりお話を聞かせてもらいました。
(01.07.02.Mon)

■“ユニバーサルデザイナー”ではないの?
ライフワークとしてデザインをやってく上で、“ユニバーサルデザイン”という考え方はすごく好きだし、これからも勉強したい。でも、グラフィックな部分としては、お花とか、綺麗なふわふわしたデザインが好きなの。だから、そういう好きなデザインしか出来ないよ。

■好きなことを、仕事にしているの?
好きなことしか出来ないから、人には「仕事ができない」って言われる。『fiデザインオフィス』の個人事業主として、ブライダルのカードやHPのデザインをしたり、UDN(ユニバーサルデザインネットワーク)プロジェクトの一環として、障害者へのパソコン講習をしたりしてる。

山口市商店街コープ4階にて。ステキなデザインカードが並ぶ。

きらら博ではリサイクルボックス(ゴミ箱)が採用されました。
ケースバイケースで、ビジネスだったりボランティアだったりするよ。ボランティアと言っても、100%ビジネスではないけど、最低限の人件費はもらう「有償ボランティア」というカタチ。世間一般で言うボランティアとは、ちょっと違う感覚みたいね。「ちょっと教えて」程度は、ご飯をごちになったらホイホイ付いていって、パソコン教えちゃうよ。

■それで、食べていけてるの?
食べられる食べられんは関係ない。あきらめないの。とにかく、アキラメナイ。

■かなえたい夢って、あるの?
ん〜おヨメに行く!ローラアシュレイのソファを買って、一日中寝転がってたい。それにはスポンサーがいるでしょ?
だからおヨメに行きた〜い。普通の暮らしがしたいなぁ。
■結婚後の「普通の暮らし」って?
一日3時間働いて、あとは好きなことして・・・
あ!今と一緒だ。アハハ。
  


□インタビューを終えて
2年前に会った時は、『出来るお姉さん』という印象だった。しゃべってみると、とっても柔らかい人だった。「好きなことしか出来ない」自分を知っていて、そんな自分を曲げない彼女。ものすごい人脈の持ち主でもある。でも、私の2年経っての印象は、『のんびり ゆっくり ほわんほわん』。
ん?一体彼女は何なんだ!?どんな人物なのか、文章で表現しようと頑張ったけれど、完敗。インタビューも、いつの間にか彼女のペース。「あ、そう言えばインタビューしてたんだった!」と、自分ものんびりしてしまった。
やはり、誰が何と言おうが、憧れる女性です。
(コマツ)

コープ4階にて、現在も商品として取り扱われています。