団体名   柳井南地区村おこしパワーズ
ジャンル 伝統芸能
タイトル 力の競演 IN きらら
会場 やまぐちホール
日時 8/18(土) 16:30〜18:00
内容 伝承芸能、伝承競技を、4部構成により演出します。観客参加型のイベント構成になっているので、訪れた人も実際に伝承芸能を楽しめます。

 

柳井南地区村おこしパワーズの国行重豊さんにお話を伺いました。(2001.7.23.Mon)

●きらら博へ参加することになったきっかけを教えてください。
きらら博のステージに出演する「柳星太鼓」と、「伊保庄(いほのしょう)餅つき唄保存会」のメンバーは、これまでずっと柳井市の南地区で公民館活動をしてきたんです。その公民館で館長をされていた方が、きらら博で働かれることになりました。その時、みんなから「そりゃ、わしらーも何かきらら博に協力しよう」という声が上がったんです。博覧会は、企業やプロが作るものだと思っていたけれど、「素人でも出演出来るのなら」と、参加を決めたんです。


●企画の内容を教えてください。
ステージは、全部で4部構成になっています。
まず、第1部は「柳星(りゅうせい)太鼓」です。16名の子どもによる太鼓なのですが、元気いっぱいの力太鼓です。第2部は、「よろこびの力舞(ちからまい)」という巫女舞を披露します。こちらは、きらら博のために、昨年から始めた舞なんですよ。そして第3部は、力石(ちからいし)の競技大会を行います。古来からある力石相撲をきらら博で復活させようという、日本初の試みです。まあ、勝手に言いよるだけで、本当に日本初かどうかは分からんですけど(笑)。

最後の第4部は、「分かち合う力餅」と題して、餅つきの実演をします。伊保庄餅つき唄保存会のみなさんが、見事な6人撞きを披露します。

●盛りだくさんの内容ですね。
はい。4部すべてにおいて「力の競演」をみなさんにお見せ出来ると思います。この4部の他にも、子どもみこし隊や柳井金魚ちょうちん隊、きららお元気音頭踊り隊が、ミニプログラムでステージを盛り上げてくれるんですよ。ミニプログラムには、村おこしパワーズのメンバーの子どもさんや、奥さん方もたくさんいて、家族みんなでこのイベントに参加される方も多いんです。

●柳井南地区のパワーはすごいですね。
そうでしょ?村おこしパワーズは、きらら博のイベント参加をきっかけに出来たんです。はじめは80名の参加予定でしたが、今では、伊保庄地区の小学生から70歳代の方まで、170人もの人が「イベントを成功させよう!」と協力してくれているんです。だから、8月18日当日は、伊保庄地区はきらら博に総乗り込みします。
今の柳井市長は、8年前、32歳という若さで市長に当選されたんですよ。彼は伊保庄地区の出身で、僕たちは、「チャレンジすれば出来る」というエネルギーを、市長からもらったんです。今度は僕たちがそのエネルギーを、きらら博でみなさんに伝えられると良いですね。

●一番の目玉はどこですか?
ひとつは、第3部の“力石”の競技会ですね。力石って知っちょってですか?力石は、江戸時代から昭和の初めまで行われていた伝承競技なんです。その頃はどれだけ重い石を持てるかを競う、遊びとしての競技だったようです。
終戦後は、力労働が機械化され、種々の娯楽が増えていったんです。「力石競技」は廃れ、神社の隅放置され、忘れられていました。そこで、私たちが「力石競技」を再興しようと、立ち上がったのです。「力石という競技を地元の人に知ってもらおう」と、オリジナルの競技方法を考えました。きらら博では、かかえた石の重量から自分の体重を差し引いた重量で競う、結果が性別や年齢で左右されない特別ルールでの競技を行います。
もうひとつは、“やない金魚ちょうちん”のプレゼントです。柳井市の特産品の金魚ちょうちんを、会場に来られた500名の方にプレゼントします。金魚ちょうちんは、紙で出来た金魚の形のちょうちんで、しっぽが大きくてかわいいんですよ。

●今後も力石などのイベントを続けられるのですか?
はい。きらら博で行う4部のイベントはすべて、秋に行われる賀茂神社のお祭りでも行います。今年は、神殿の改築祈念と900年祭を兼ねているので、たくさんの人が来る特別なお祭りで、奉納するんですよ。きらら博への参加をきっかけに始めたも企画もありますし、これからも続けていけると良いですね。

●最後に見に来られるお客さんにメッセージを。
柳井市の南側にある伊保庄地区の元気を、みなさんに伝えに行きます。そして、伝承芸能や、伝承競技をもう一度、ぜひ、みなさんで盛り上げていきましょう。力石の競技大会へは、当日も参加者を募集しますので、是非ご参加下さい。
また、金魚ちょうちんのプレゼントもお楽しみに。


▼ 当 日 レ ポ ー ト ▼


大人4人で運ばれる力石。

外国人の方のチャレンジ。気合いを入れて〜。

「ウリャー!」                 (トヨカワ)