山口県サイクリング協会理事長の西澤仁史さんにお話を伺いました。(2001.7.22.sun)
●きらら博への参加のきっかけを教えてください。
きらら博の中で、トライアスロンのワールドカップがあるじゃないですか?本当はその前夜祭のような企画がしたかったんですよ。パレードをしたりして、「ワールドカップを盛り上げよう」って。その中で“エコサイクル”をみんなに伝えられればと思ったんです。でも、検討した結果、前夜祭という形ではなく、自分たちなりの独自の企画で思いを伝えようと考え、今回のエコサイクルプロジェクトに至りました。
●『エコサイクルプロジェクト』ですか?
はい。「未来へ残そう健康な地球」をスローガンに、環境への関心を高めてもらうことを目指しています。私たちは今、地球環境問題という深刻な課題に直面していて、自分たちの意識によってそれを解決しなければならないんです。だから、排気ガスが出ない自転車の有効性をアピールし、自転車に乗るだけで環境への貢献になることをみなさんに提案するんです。気楽に、簡単に出来ることでしょう?少しでもたくさんの人にそういった環境問題へ取り組む芽を見出してほしい。その最初の芽として、小さい子からお年寄りまで、みんなが乗ることの出来る自転車は、最適なんですよ。
●具体的にはどのようなことをされているのですか?
6月に、きららネットの主催で行われた「きららウォーク」へ、ウォーキングをされるみなさんの先導として参加しました。8月19日は、事前に申し込みをしてもらった参加者約200名が、各地からサイクリングできらら博会場を目指します。4歳から78歳まで、幅広い年齢の方が参加されるんですよ。
到着後、エコサイクルをPRするパレードで、スポーツグランドに入場します。そこでセレモニーを行います。その日は「スポレクフェスタ」というイベントでもエコサイクルプロジェクトを実施するので、一日中スポーツゾーンで催しを行います。
たとえば、トライアルやBMXという自転車によるアトラクションですとか、さまざまな自転車の展示及び試乗会、自転車に関する相談、自宅から会場まで車で来ると、どれくらいの排気量が出るかを診断するエコ診断などを行います。自転車を知ることの出来る企画や、自転車を通じて環境を考える企画が盛りだくさんです。
また、隣の福岡県で開催されている北九州博覧祭との交流イベントも考えています。
●今回このイベントのためにマークを作られたとか?
はい。「元気で明るい」をモットーに、自分たちでプロジェクトのマークを作ったんですよ。僕が今来ているTシャツや、サイクリストが自転車に付けたり、会場で配ったりする風船にもこのマークが入っています。地球と自転車を組み合わせているんです。カワイイでしょ?当日はこのTシャツを着ている人全員が僕たちの仲間です。参加するサイクリストには全く初対面の人もたくさんいるけど、このTシャツを着ていれば分かるし、参加する人みんなでエコサイクルをPR出来るじゃないですか。セレモニーの来賓である二井知事や、山口県サイクリング協会を立ち上げられた、河村建生衆議院議員にも、このTシャツを着ていただくんですよ。
事前申し込みの時、参加者にこのTシャツを買っていただいたことで、エコサイクルを参加者自身にも印象づけることが出来ました。また、広報活動はあまりしなかったのですが、参加申し込みの受付を各自転車屋さんで行い、自転車に携わる人にもエコサイクルを広めることが出来たのではないかと思います。
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