団体名   きららネット#2 
山口大学附属山口小学校5年生
ジャンル イベント
タイトル きらら子どもウォークラリー 
子どもが主役
会場 スポーツゾーン
日時 9/23(日) 
10:00〜15:00
内容 子どもによる子どものために企画。まるごとキッズデイ。このラリーを体験すると、山口きらら博と山口県に詳しくなるよ!

 


山口大学附属山口小学校5年生担任の田中敬二先生にお話をうかがいました。
(2001.7.10)


●今回きらら博に参加することになったきっかけというのは?
 昨年の夏に総合学習という授業の中で、北九州のお友達と、お互いの良さを紹介する学習をしようと思っていたんです。そこできらら博のことも取り入れようと思っていたら、なかはらかぜさんから「きらら博の中でやろう!」というお話を頂いたんです。子ども達も興味があり、やる気だったので、参加することになりました。

●きらら博ではどのようなことをされるのですか?
 5年生の児童80人がグループに分かれて、ゲームやアトラクションなど、全部で12の出し物の運営を行います。
自分たちで振り付けをしたダンスを踊ったり、今人気のストラックアウトやキックターゲットのゲームをお客さんに楽しんでもらったりします。きらら博なので、きららバンドをモチーフにしたゲームもあります。
私としては、山口の良さを出せるもので、学習に直結する内容を狙っていたのですが、子どものアイディアは「楽しくできること」= ゲームだったんです。

●先日体育館での校内リハーサルを見せてもらったんですが、みんな元気ですねぇ。
 そうですね。元気すぎるすごいパワーです。今回は校内だったんで、たくさんの児童が参加してくれたんですが、当日は人が少ないことも想定しなくてはいけません。でも、子ども達はみんな、人見知りをしないたくましさと元気を売りにしていますから(笑)。当日も客引きをがんばってくれるでしょう。校内リハーサルでの反省を生かして改善された本番は楽しみです。

●アトラクションの一つに「おたすけマン」というのがありましたが、これはどういうものなのですか?
 身体の不自由な人にもこのイベントを楽しんでもらおうと、ダンスを踊る子達が考えたもので、一緒に会場を回ったり、ゲームをしたりするようです。会場に「燦めき隊」というボランティアさんがいらっしゃるじゃないですか?「おたすけマン」はこのイベントで、お客さんに楽しんでもらうためのおもてなしをする、「燦めき隊」の役割をするグループです。手話の勉強をしたり、案内計画を立てたりもしているんですよ。

●内容については、すべて子どもさん達が考えているんですか?
 はい。ほとんど子ども達が手作りで進めています。初めはおもしろ半分で計画を始めていたのですが、校内リハーサルなどを通して、子ども達なりに工夫して、本番に向けての改良も進んでいます。私たち教師は、助言をしたり、物質的な問題を解決するだけです。

●そんな先生がたのご苦労は?
 そうですね。準備を進める上で、子ども達が上手くいかない時に、助言をするタイミングを見極めることですね。子ども達は、うまくはまれば面白いように進むんですけど、ケンカもしょっちゅうあるし、行き詰まる事もあります。そんな時に子ども達自身では解決できないことを、やる気をなくさないように助言をしなくてはいけません。
それと、子ども達は夢を持ってこの企画を進めているので、やりたいことを叶えてあげることです。そのために、失敗するかもしれないけれどやらせてみるって事は、私たちもパワーを使いますね。

●きらら博へ参加することで子ども達に学んでもらいたいことは?
 まず、参加できることに感謝してもらいたいですね。きらら博では、お客さんという立場での関わりから、ひとつのイベントを主催することになったので、そのためにたくさんの人に支えられていることを知ってほしいです。支える側の大変さを知り、支えられている事への思いが、より深い元気を生み出すのだと思います。

●イベントの前に企画発表の展示もされるんですよね。
 はい。8/1から8/7までの一週間、きららネットギャラリーで「企画作成までのあゆみ」という企画発表展をさせてもらいます。こちらは、9/23にむけて、子ども達が頑張ってきた姿をパネル等にして、私たち教師が行います。この展示を見て、「またイベント当日に行ってみよう」と思ってくださる方がいらっしゃれば、嬉しいですね。

●では最後に、当日運営する子ども達、そしてお客さんにひとこと。
 一生懸命がんばって準備をしてきたから、思い切りやって、完全燃焼しよう!そして大きな思い出をつくってこよう!
みなさん、子ども達の作ったものは確かにちゃっちいけれど、がんばりを見て、子ども達と一緒に楽しんで頂ければと思います。当日はぜひ、アトラクションでお楽しみ下さい!