団体名   山口県帆船模型の会
ジャンル 船舶
タイトル 夢・きらめく大海原へ・・・ 
世界の帆船模型とロマン工房
会場 きららネットギャラリーB棟
日時 8/8(水)〜14(火)
内容 宇部帆船模型の会、下関帆船クラブ海峡、周南帆船模型同好会の3団体を柱にして世界の帆船模型60隻の展示と模型づくりワークショップの開催。

参加者を募集しています。詳しくはこちらから

宇部帆船模型の会会長の寺井勝さんに、お話をうかがいました。(01.07.23.Mon)

●宇部帆船模型の会について、教えてください。
私は、30年間船乗りだったんです。船が好きでね。帆船模型に取り組み始めてからは、5年になります。
「一人で楽しむのもいいけど、思い切って帆船模型の団体を作ろう」と、新聞広告で呼びかけたんですよ。そうしたら、帆船模型を取り扱っている模型屋さんが、お客さんを紹介してくれちゃったり、「何十年も作っていなかったけど、これを機にまたやってみよう」という人がおっちゃったり、初心者の人が「やってみたい」と来ちゃったりしました。それまで個人で作っていた人も、発表の場を求めて集まって来ちゃったんです。それで、おととしの9月に出来た団体なんですよ。
いつもは、月に一回ほど例会を開いて、お互いに作り方を教えあっています。4月には、小野田市のサンパークで、一週間の展示会をさせてもらいました。

 

●きらら博へは、宇部帆船模型の会としてでなく、山口県帆船模型の会としての参加なんですね?
はい。はじめは宇部帆船模型の会として、きらら博に応募したんです。でもね、せっかく山口県で行われる大きな博覧会だし、「宇部だけじゃなくてみんなで頑張ろう」と、それから呼びかけをしたんですよ。
下関帆船クラブ海峡、周南帆船模型同好会、団体に入っていない個人の方も、一緒に参加してくれることになりました。
私たち宇部帆船模型の会も、結成からやっと2年になるくらいですが、他の団体も同じように、まだ若い団体なんですよ。初心者もたくさんいますが、思い切って挑戦してみようじゃないかと、みんなで準備を進めてきたんです。
これを機会に、見に来られたお客さんが模型づくりを始めるなど、つきあいが広がっていくといいなぁと思います。

●帆船模型は、どうやって作るんですか?
模型屋でキットを買ってきて、それを使って作る人もいれば、板一枚から自分で作ってく上手な人もいますよ。自分で縮尺などを考えてね。
金槌、小ノコギリ、ピンセット、ボンド、ノギス、サンドペーパー、小ナイフなどの道具を使います。ボンドを使った部分は、乾くまでクリップで留めます。細かい作業もあるので、拡大鏡を使う人もいますね。

●きらら博ではどんなことをされるのですか?
帆船模型の展示と、ワークショップです。
展示する帆船模型は、全部で60隻で、メンバーの力作です。帆船模型にはいろいろな国のものがあって、これはきれいですよ。
ギャラリーの真ん中では、ワークショップをします。子ども達にミニ帆船模型を作ってもらえるよう、材料も準備しました。これは、双方向のコミュニケーションというか、ふれあうことが出来るので、力を入れたいと思っているんですよ。2時間くらいで出来ますし、好きな色を塗って、夏休みの宿題が楽しく作れます。

●寺井さんが思われる、帆船模型のいいところって何ですか?
そうですねぇ。手を動かして、道具を使って、想像しながらものを作るってことでしょうか。頭を使って、形を作っていく。出来たらそれを見る。作品の出来ばえは、関係ないんですよ。作る過程に意味があるんです。
このきらら博で、自分の作品が人に見てもらえることを励みに、一年かけて作品を作っちゃったお年寄りがおってんです。

この日は、きらら博会場内の海のミュージアムにて、帆船模型の制作実演をしておられました。
帆の部分も、ピンセットを使い黒糸を結んでいきます。細かい作業!
 

それは、展示された模型からは伝わらないかもしれませんが、この一年、目標を持って元気で頑張っちゃったってことが、大事なんですよ。それが嬉しいですね。
船っていうのは、ロマンがありますしね。子どもの心にかえってものを作ると、気持ちが若返りますよ。

●それでは、見に来られるお客さんにメッセージをお願いします。
私たちは、『さぁ2001年だ 君も挑戦だ!』というテーマを持っています。周りを見ると、カルチャー活動をしているのは、大半が女性です。女性は活発に活動をしちょってです。
男性に限りませんが、私たちの帆船模型を見て、興味を持たれたら、ぜひ作ってみてほしいんです。帆船模型じゃなくてもいい。何かあなたも、始めてみましょうよ。



▼ 当 日 レ ポ ー ト ▼

ギャラリーに入ってビックリ!!一面ふね・船・フネでした。模型がいっぱい、写真もいっぱい。模型は、本当に細かい作業の積み重ねのようで、「すごい」の一言でした。
ワークショップは終わっていて残念だったのですが、「子どもたちがすごく喜んでくれてねぇ。」と話してくださったメンバーさんは、とってもいい笑顔でした。本当によかったですね。

きらら博では、きららネットギャラリーでの展示に、海のミュージアムでの、帆船模型の制作実演と、お疲れさまでした。(コマツ)