団体名   FUTURISTIC STAR

ジャンル アート
タイトル 絵画 
〜アナログ・デジタルアート〜
会場 きららネットギャラリーA棟
日時

9/19(水)〜25(火)

内容

絵画、オブジェ、その他の手法を使っての空間演出。

 

FUTURISTIC STARの葉山大地さんに、お話をうかがいました。(01.08.10.Fri)

●FUTURISTIC STARについて、教えてください。
きらら博に応募したのは、それぞれ個人としてでした。僕は、県の広報紙「ふれあい山口」を見て、作品を出してみたいと思って、きららネット事務局を訪ねて行きました。
それから、「みんなで一つの空間をつくってみては?」とディレクターさんに言われて、初めてメンバーが顔を合わせました。
メンバーは、上野陽介(下関市)、西永佳代(山口市)、山岡慶美(宇部市)、葉山大地(宇部市)の4人です。
名前を何にしようかと話し合って、“FUTURISTIC STAR”にしました。

●葉山くんは、これまでどんな活動をしてきたんですか?
小さい頃から、何かモノをつくることが好きでした。学校の授業よりも遙かに面白くて、詩や小説、絵を描いていました。新聞配達のバイトをしながら、夜空を眺めて浮かんできた言葉をメモしたり、チャリや鈍行の電車でいろんな場所へ旅に行ったり、陶芸や盆栽まで習いに行ったりもしました。それから、毎月第一日曜に行われる、山口市亀山公園のフリーマーケットで、自分で作ったハガキやポスターを売ってました。
きらら博に応募して、同時にきららネットに入会してから、いろんな人に会いました。そのつながりで、宇部市と防府市のゆめタウンで計3回、個展を開くことが出来ました。友達の紹介で、下関市にある東亜大学の大学祭にも参加したし、自分のホームページを立ち上げることも出来ました。
どれをとっても、活動していく過程でたくさんの人に出会えたからこそ出来たことです。僕1人だけでは、何も出来なかった。人と人との繋がりの大切さを知ることができました。

●参加が決まってからの一年間で、良かったと思うことはどんなことですか?
やはり、『出会い』ですね。いろんな人に会えたから、いろんなものが見えてきたし。油絵に取り組み、イラストレーターとして活動している上野陽介くんに会えたことは、いろんな面で、自分にとって大きくプラスになりました。

●きらら博での企画について、教えてください。
4人で、コラボレーションにしようか個人でつくっていこうか、話し合いました。それで、それぞれ個人で作品をつくろうって決めたんです。だから、正直に言うと、他の3人がどんな作品をつくってくるのかわからないんです。それぞれの場所で、当日に向けて頑張っている感じです。
僕自身は、今まで描きためてきた作品を、出来るだけ展示したいと思っています。今までの僕を、見てもらいたいです。展示するのは、アクリル画やデジタルイラストが多いですね。

●葉山くんの作品には、どんなメッセージが込められているんですか?
僕のつくるモノは、多くが10〜20代の人に向けてのモノなんです。今の子どもたちに「世界は素晴らしいよ」なんて、口で言っても伝わらないですよね。でも僕は、村上春樹が言うように、『小さな、でも確かな幸せ』に溢れていて、世界は素晴らしいって思う。それを、作品を通して伝えたいし、何かを残したいんです。
今、少年犯罪やひきこもりなど、悲しい事件がいっぱい起きていますよね。そういうニュースを見たり聞いたりすると、僕は「作品つくらなきゃ。」と思ってしまいます。そういった「負の感情」が、作品をつくらせるきっかけになっているのかもしれないです。
それと、これからの世界が抱えている大きな問題の1つに「環境問題」があります。環境のことを知れば知るほど、「これはまずいなぁ」と思うことが普段の生活の中でも増えてきます。だから「ちょっとでもいいから地球のことを考えよう」って伝えたい。一人ひとりが少しでも地球のことを考えるだけで、ずいぶん違うと思う。無意識だったものを意識するだけでも、それは行動に現れてくると思います。そこの部分を表現を通して伝えることができないかなと、いろいろ考えています。

●これからはどんなことがしたいですか?
FUTURISTIC STARとしての活動は今回が最初で最後になります。今回の作品展を経て、4人それぞれが自分の道を進んでいくんだと思います。
僕が今まで山口県内で活動してきてすごく思ったことは、「もっと実力をつけよう」ということです。世界は広いです。この作品展を最後に県内での活動は止めようと思っています。10月からは、活動の場をHPに移し、絵の修行に入ります。高校を卒業するまでの1年半、とにかく力をためます。卒業後は上京しようと思っています。そこからが勝負ですね。
のし上がりますよ(笑)。

●では、きらら博へ来られるお客さんへメッセージを。
4人とも、画風が違うので、その“ちがい”を楽しんでもらえるんじゃないかと思います。若い4人の作品を、見に来てください。